iPhoneの画面がバキバキに割れちゃった!
こういう故障ってよくありますよね?というか、このように液晶パネルがバキバキに破損している方、本当に多いです。

ただ、よく見かけるのはiPhone画面修理の価格最安値!みたいな広告です。

ところが、このようなスマホ画面修理は店舗によって価格が異なり、かなり怖〜い落とし穴があるのです。
この落とし穴を知らないと、お金を無駄にするばかりか、iPhoneも直らない…なんてこともあり得ます

そこで今回は

  • iPhoneの画面修理業者と自力で直すのはどちらが得か?
  • 元修理業だからできるiPhoneガラスの裏話
  • iPhoneガラスを割らないための対策

この3つについて話していきたいと思います。

iPhone画面修理する方法は3つ

iPhone画面修理は大きく分けて3つあります。
メーカーか、業者か、自分か……。

実際はどこを選ぶかは自分の状況や、状態にもよるので、しっかりと把握した上で画面修理しましょう。

Appleのメーカー修理に出す

iPhone画面修理:Apple
Appleのメーカー保証は残っていますか?
実は、メーカー保証が残っていればAppleの修理が一番良いのです。

AppleCare+という月額制のサービスもあるのですが、値段が一気に安くなりますので、加入している場合はApple一択になるでしょう。

料金は以下の通り。

iPhone のモデルApplecare+に加入画面の損傷のみ
※保証対象外
その他の損傷
※保証対象外
iPhone X3,400円31,800 円60,800 円
iPhone 8 Plus3,400円19,800 円43,800 円
iPhone 83,400円17,800 円38,800 円
iPhone 7 Plus3,400円19,800 円38,800 円
iPhone 73,400円17,800 円35,800 円
iPhone 6s Plus3,400円19,800 円36,800 円
iPhone 6s3,400円17,800 円33,800 円
iPhone 6 Plus3,400円17,800 円36,800 円
iPhone 63,400円14,800 円33,800 円
iPhone SE3,400円14,800 円30,800 円
iPhone 5s、iPhone 5c、
iPhone 5
公式に表記なし14,800 円30,800 円
iPhone 4s公式に表記なし右の「その他の損傷」欄を参照22,800 円

※全て税別です
※2018年7月現在、Apple公式サイトの情報をまとめたものです。

詳しくはAppleの修理サービスページをどうぞ
iPhoneの画面の修理料金

ただし、Appleの修理の場合は、問題点が2つあります。

①データが初期化されてしまう

修理ではなく、新品の同型iPhoneに交換ということも珍しくありません。

この場合、データをバックアップしていない場合、全て消えてしまいます
また、引き継ぎできないアイテムも同様です。

スマホは音楽や、写真、アプリのデータが重要と言われています。
これらのデータが消えてしまったら……ショックが大きいですよね。

②修理に時間がかかる

そして、時間がかかるという点も厄介です。持込修理の場合でも、最低5日はかかります。

茨城のような地方の場合は、Appleの直営店がないので、集荷・配送をお願いすることになります。
公式サイトでは1週間と書いてありますが、大体2週間近くかかります。

ただ、リペアセンターに連絡して集荷してもらえば、代替機を用意してもらえるので、待てるという方は、それでも良いでしょう。

メーカー修理のメリット
  1. 安全に確実に修理されて戻ってくる
  2. 程度が悪かった場合、同型新品と交換になる
  3. AppleCare+に入っていればかなり安く修理できる
  4. 代替機が用意される
メーカー修理のデメリット
  • データが初期化される
  • 修理に1週間〜2週間かかる
  • 地方にはAppleの直営店がない
  • 保証がない場合は値段が高い

パソコン・スマホの修理業者に出す

iPhone画面修理:修理業者に依頼する
Appleのメーカー保証がなかった場合、パソコン・スマホの修理業者に頼むのが一番堅実な方法です。

ピンきりですが、iPhoneのバックアップもやってくれたり、郵送や、出張修理を行ってくれる業者もあります。

ガラス交換の値段が大体20,000円前後は適正価格
それでいて修理時間は大体15分〜3時間程度

「即日直して欲しい!」と思っている方は間違いなくこちらでしょう。

重要なのは最適なガラスを使っているかどうか?です。

また、Apple以外でフタを開けるのでAppleの保証がなくなります
それを知った上で修理を頼みましょう。

修理業者のメリット
  1. メーカー保証がないApple修理より安く済む
  2. 自分の選択によってはかなり安く済む
  3. 郵送・出張修理をやっている業者がある
  4. 万が一のためのバックアップ・復元も行ってくれることがある
  5. すぐ直る(在庫による)
修理業者のデメリット
  1. Appleの保証がなくなる
  2. 安いところの修理は壊れやすい上に壊れても文句を言えない
  3. 代替機はない

自分で交換修理する

工具を自分で揃えて修理をする方法があります。
最低でもネジを開けなければならないので、修理キットを用意しましょう

工具は純正品にこだわらなくても大丈夫です。
必要なのは開ける技術と、交換する画面の入手です。

純正再生フロントパネルはこちらから入手できます
iPhone修理部品・カスタムパーツ・周辺機器アクセサリーの卸販売専門店 アイ・キングモバイル

この純正ガラス、Appleでなければ手に入りません。

そこで登場するのが再生ガラスです。再生ガラスは純正ガラスの割れた箇所を修復し、使えるようにしたものです。
こちらも純正ガラスと同じ扱いとなります。

iPhoneは開けただけで故障してしまう機種があるようです。
一時的に正常になったとしても、その後、真っ暗な画面になる可能性もあるので、覚悟して修理してください。

特に元に戻ってもボタンがなかなか押しにくい状態になったとか、少し浮いてしまったということはよくトラブルなので注意。
分解する前の状態を写真に撮ったりして、確認しながら慎重に分解していきましょう

iPhoneの開け方

開け方はどれも同じなのですが、iPhoneのグレードによって、ネジの数とか接続部などの細かいところで違いがあります。
ネジを無くしたり、どこのネジか分からなくなりやすいのでネジマップを持っておくと良いでしょう。
ちなみにネジマップは端末ごとに違うので、自分の端末に合ったものを買ってください。

自分で修理するメリット
  1. 自分でiPhoneの中を見れる
  2. 工具が揃っていればちょっと安い
自分で修理するデメリット
  1. 工具を揃えなければならない
  2. 開け方を覚えなければならない
  3. 直らない時もある
  4. Appleのメーカー保証がなくなる
  5. 安く済むとは限らない
  6. 交換したけど点かないということもある
  7. 直ったのに少しすると真っ暗になるということもある

ちなみに壊れたとしても責任は持ちませんので、ご自身の責任で行ってください

注意しておきたい!iPhone画面修理に必要なガラスのランクについて

実はiPhone画面はランクが存在しているのをご存知でしょうか?

PhoneにはAppleが提供している純正ガラスと、どこで作ったか分からない偽物ガラスがあります。

激安の修理はこのガラスの種類で偽物ガラスを使っていて、壊れやすいのです。
そのため、10,000円以下の修理には頼まないようにしておくと良いでしょう。

このガラス、実は値段にかなりの開きがあり、iPhoneの修理料金によってガラスの種類が大体分かるのです。

画面修理料金ガラスの種類
15,000 〜 30,000 円純正ガラス(もしくは再生パネル)
8,000 〜 15,000 円純正に近い互換性ガラス
3,000 〜 8,000 円完全に偽物の安物ガラス

大体の目安ですが、このくらいの住み分けです。

純正ガラス

Appleが提供しているiPhone純正のガラスです。

この純正パネルはAppleでないと手に入りません。
「ウチは純正パネルを使っています」と言ったら怪しいと思ってください。

また、純正ガラスの割れた箇所を修復し、一つのガラスパネルとして再生させた再生ガラスというのも存在します。

こちらは純正ガラスとほぼ同じ製品だと思ってください。
基本的に修理業者は再生ガラスを使っています。

この再生ガラスだけでも仕入れで10,000円以上はするので、これ以下に料金設定することはできません
※ネットだと15000〜20,000円程度します

もちろん、iPhoneにピッタリハマるので工程にミスがない限り、直らないということはありません。
安心・安全に修理をしたいと考えている方は、再生ガラスを使用した修理を依頼しましょう。

純正に近い互換性ガラス

これも結構特殊なタイプですが、かなり純正に近いように作り込んでいる互換性ガラスです。
このガラスは仕入れで3,000〜5,000円程度なので、これ以下に料金設定することはできません。

部品交換作業代が入るので、普通は7,980円とかの価格でやっている修理屋さんが多いです。
ほとんど壊れないのですが、細かな部分で違いがあり、ミスすることも多いです。

完全に偽物の安物ガラス

これは簡単にiPhoneの画面に似せたガラスです。
仕入れで100〜500円ほどで入手できるので、4,980円などの値段でやっている修理業者さんは怪しくて信用できません

このガラスを使うと最初はガチっとハマるのですが、端末と液晶パネルのサイズが合わず、中の基盤を押しつぶしたり、配線を押しつぶす形になるので後々壊れます

長く保っても1年ってところでしょうか。早いと3日くらいで壊れます。

修理業者は基本、修理後の責任は持ちませんよ!というところがほとんどです。
修理後は責任持たないという約束を逆手にとった悪質な修理だと私は思ってます…。

結局、再生ガラスを購入して自分で直そうとしても失敗のリスクがあって、値段も高いのでオススメできません。

Appleの保証がない場合、スマホ修理業者に頼む方が個人的にはオススメです。

iPhoneを落としても割れないようにすることはできる?

結論から言うと完璧にすることはできません。
しかし、補強をしてかなり割れにくくすることは可能です。

保護フィルムを使う

保護フィルムには落下した際に割れにくくする機能があります。

100円ショップの保護フィルターに慣れちゃってる人には、ちょっと高めに感じるかもしれませんが、比べ物にならないくらい効果が高いです。

私も愛用して、すでに10回くらい落としてますが、未だに割れていません(笑)
なので、衝撃に非常に強くなります。

そう考えたら安い買物かもしれませんね!

ケースを使う

意外と効果があると思っているのがiPhoneケースです。

iPhoneは本当に衝撃に弱く、後ろから衝撃が加えられても割れてしまう可能性があります。
ケースを使えば背面の耐衝撃になりますし、効果は高いです。

また、全面も少しだけフチのところが出っ張っているケースもあり、落ちた時に衝撃を和らげてくれます

コーティングする

最近流行っているのがコーティングです。
なんと、ある特殊な液体を塗るだけ!

塗るだけで硬度8H以上の硬さになるのだから驚き
フィルムだと剥がれたり、厚みが出たりして嫌という方がいますが、これなら安心して施工できますね。
こういう液体はフチまで守れるのが特徴です。メガネや、パソコンなどにも使えるので一個持っておけばいろんなところを保護できますよb

液体スマホコーティングを自分でやるのは怖い!という方は業者もいるので、連絡してみてはいかがでしょうか?

まとめ

やはり事前に割れないように自分でしっかりと対策しておくのが良いですね。

万が一割れてしまったら、修理を依頼しましょう。自分でやるのはリスク高すぎます。
そして、Appleのメーカー保証が残っているのならば、Appleに頼むのが最善です。
※頼む場合は、バックアップを忘れずに。

メーカー保証がない、もしくはバックアップが自分では取れないという場合は、修理業者にお願いしましょう!

他にもiPhoneのトラブル解決の情報をまとめているので、ぜひご覧ください。