この間、ImgBurnの紹介をしたとこ

ウイルスかかって大変だったぞ!この野郎!!
ってお怒りをくらってしまいました。

そうなんです。
ImgBurnってアドウェア(ウイルスのこと)がガッツリ入っている可能性があり、迂闊にインストールを進めるとものすごく大変な目に遭うんですね。

そこで、今回はImgBurnを安全にダウンロードしてインストールする(+日本語設定)方法をご紹介します。

ImgBurnとは何か?

imgBurn ダウンロード:メイン画面の表示


ImgBurnっていうのはライティングソフト(CD・DVD作成)のことです。
多機能で、なおかつ使いやすいライティングソフトとしてずーっと昔、10年くらい前からCD書き込み用の定番ソフトとして重宝されてきました。

ちなみにCD作成のことを焼くって言ったりします。

イメージディスクを作るソフトは有料ソフトじゃないとなかなか見つからない中、ImgBurnは無料だったので利用した方は多いのではないでしょうか?

機能はこんな感じ。

  • データディスク作成
  • DVD / Blu-ray ビデオ作成
    ※DVDデータや、Blue-rayデータとして作成しておく必要があります。
  • 音楽CD 作成
    ※コーデックはシステム依存
  • イメージファイル作成
  • ブータブルディスク作成
  • イメージファイルでディスク作成
    ※BIN / CCD / CDI / CDR / CUE / DI / DVD / GCM / GI / IBQ / IMG / ISO / LST / MDS / NRG / PDI / UDI 形式のイメージファイルに対応。
  • 作成するディスク / イメージ のファイルシステム設定

多機能過ぎるのでイメージディスクや、「DVDディスク作成しか使ったことない!」って人も多いかもしれません。
コピーディスクを作ったり、音楽CDにも細工ができたりと有料のソフトにも引けを取らないくらいのフリーソフトとなっています。
まぁ、サクッと焼けるのは有料のDVD動画作成アプリケーションです。設定が面倒だったり、操作が手軽だったりするので、簡単に安全にと思っているなら有料のを選びましょう。

ImgBurnってウイルスあるの?

imgBurn ダウンロード:ウイルスが同梱されている!?
最初に言っておきますが、ImgBurn自体にはウイルスがありません。そのためImgBurnだけだったら問題なく利用が可能です。
しかし、同梱されているアプリケーションが複数のセキュリティソフトでウイルスと見なされるようです。(たまにImgBurnがウイルスと検知されますが、そんなことはありません。同梱されているアドウェアが原因です。)

主にバンドル(同梱)されているソフト。

  • OpenCandy(広告表示ソフト)
    インストールするとデスクトップに広告が表示され、PC内の情報がリモートで送信されてしまいます。主にコイツのせいでImgBurn離れが進んだと言っても過言ではない。100%アドウェア。
  • hao123(検索ソフト)
    別に変な挙動をするワケではないんだけど、運営元のBaiduが情報抜き取りを行ったことがあり不信感大。スタートページがhao123に変更されてしまうのも要因。
  • Yahooツールバー(検索補助ソフト)
    悪いワケじゃないんだけど、使わないものを入れることになるのが嫌という人が多い。
  • Amazon Browser BAR(Amazonの商品検索バー)
    これも悪いワケじゃないのですが、使わないものを入れることになるのが嫌。
  • Baidu IME(言語入力補助ソフト)
    運営元のBaiduが入力された情報を抜き取ったことがある。未だに嫌っている人が多い。結構アドウェアの認定を受ける。

などなど……。

まぁ、挙げたらキリがないのですが、本当にさまざまなソフトウェアが出てきます。
この中にアドウェアという怪しい挙動をするソフトが多いので、ウイルス対策ソフトに引っかかってしまうんですね。
気をつけていないとImgBurnをインストールする際に、同時にインストールするハメになってしまうので、「ImgBurnは危険なんじゃないか?」ってよく言われるワケですね。

その中でもImgBurn離れを引き起こしてしまったのがOpenCandyというデスクトップに広告を表示するソフトウェア。
ImgBurnに同梱されているアドウェアの筆頭で、ほとんどのミラーサイト配布先で入っていたものだから、みんな使わなくなってしまったんですね。

ところがOpenCandyなし版が配布されていたようです。
ImgBurn 2.5.8.0 OpenCandyなし改訂版が配布された模様
⇒短いまとめですが、重要なことを教えてくれた作者さんに感謝!
そんなワケでこの安心して使えるバージョンを元にインストールを行えば大丈夫ということですね。

なんで開発者はアドウェアなんか入れるの?信じらんない!

これは非常に難しいところだと思うんですが、製作者は無償で作る代わりにこれらの会社から広告宣伝費を得て制作しているんですね。無償で制作するために止む無く同梱している…とも言えます。

ImgBurnを安全にダウンロード・インストールする方法

ImgBurnの安全なダウンロード手順

では、ImgBurnを安全にダウンロードする方法をお教えします。
公式サイトに行くと、ダウンロード用のミラーサイトが並んでいると思いますが、その中でFreeCodecs.comからダウンロードできるファイルはアドウェアがありません。
imgBurn ウイルス:Free-Codecs.comは安全
他のサイトだとアドウェアを同梱している可能性があるので、Free-Codecs.com以外からダウンロードしないでください。

そんなワケでFree-Codecs.comに行きましょう。
※2023年3月現在、リンク先が消えています

画面右上の[DOWNLOAD]ってボタンを押しましょう。
imgBurn ダウンロード:

最新版は2.5.8です。
しっかりと「without OpenCandy!(訳:OpenCandyなし!)」と書かれています。
Downloadを押しましょう。
imgBurn ダウンロード:2.5.8をダウンロードしましょう。

ImgBurnの安全なインストール手順

OpenCandyなしバージョンをダウンロードすると、怪しい挙動をするようなソフトは出てきたりしません。
何も出てこないのでそのまま次へ次へと行くだけで安全にインストールできますが、逆に言うとここで紹介する画面以外が出てきた時は要注意な画面なので、一応すべて紹介していきます。

imgBurn ダウンロード:Nextを押そう!

ダウンロードしたImgBurnを開くとセットアップ画面になります。[Next]を押しましょう。

imgBurn ダウンロード:利用規約同意

利用規約画面について。「I accept the terms of the License Agreement(規約に同意する)」にチェックを入れて[Next]を押しましょう。

imgBurn ダウンロード:アイコンや、使用ユーザーの設定

コンポーネントの選択です。通常は変える必要ないので、[Next]を押しましょう。

imgBurn ダウンロード:インストール先の設定

インストール先の設定です。通常は変える必要はありません。[Next]をクリックしましょう。
ただ、日本語化をする場合は必要になるので、どこにインストールしたかは覚えておいてください。

imgBurn ダウンロード:スタートメニューの登録

スタートメニューへの登録です。変える必要はないので、[Next]を押しましょう。

これでインストールは完了です。

もし、これ以外の画面が出てきたら…?
今まで紹介した以外の画面が出てきた場合はアドウェアのインストール画面です。その時はうっかりインストールしてしまわないように注意しておいてください。
FreeCodecs.comからダウンロードしていれば大丈夫かと思います。

imgBurn ダウンロード:インストール完了

ImgBurnを日本語化する方法

日本語化パッチのダウンロード

imgBurn ダウンロード:英語状態のimgBurn。これだと使いにくい。

さて、ImgBurnはこれで安全に使うことができますが、ImgBurnは海外製。
今のままでは英語のままで使いにくいです。

そこでImgBurnの日本語化を行いましょう。

日本語化パッチは日本語化工房さんにてダウンロードすることが可能です。
日本語化工房-ImgBurn日本語化パッチダウンロードページ

ImgBurnの日本語化パッチは文字リンクからダウンロードできます。

imgBurn ダウンロード:日本語化パッチ展開

ダウンロードし終わった日本語化ファイルはZIPで圧縮されているので、右クリックメニューのすべて展開で展開しておきましょう。

展開した中に『Japanese.lng』という日本語化ファイルがあります。
このファイルをImgBurnのプログラムファイルのフォルダにある『Languages』フォルダへ移動しましょう。

ImgBurnのプログラムファイルはインストール先から変わることがありません。
何も変えてなければ『C:\Program Files (x86)\ImgBurn\Languages』になります。

imgBurn ダウンロード:展開した日本語化ファイルをimgBurnのLanguageフォルダへ入れる
imgBurn ダウンロード:管理者権限

プログラムファイルの変更を行う時はセキュリティのため、管理者からのアクセス許可が必要です。
[続行]を押し、必要であれば管理者のパスワードを入力します。

imgBurn ダウンロード:日本語化完了!

これで日本語化も完了しました。

imgBurn ダウンロード:日本語に変更

なんか日本語にならなかったんだけど?という場合は、自分で日本語に設定し直しましょう。
[ツール(tool)] → [設定(Setting)]を選択し…。

imgBurn ダウンロード:言語切替

[一般(General)]→[ユーザー指定(User)]→[日本語(Japanese)]を選択して、OKを押せば日本語になります。

まとめ:今でも使えるライティングソフト

ImgBurnは最後の更新からすでに5年も経過しているライティングソフト。
しかし、それでもこのソフトが未だに使われることがあるってのはそれだけ完成度が高い証拠です。

Windowsでは今でも使えるライティングソフトだと思うので、安全なところからダウンロードしてぜひ使ってみてくださいね。