この記事はこんな人にオススメ
  • WordPressの有料テーマをどうしようか悩んでいる人
  • DIVERを検討中の方
  • DIVERを実際に使った人のレビューが読みたい方
ぱそらっく
ぱそらっく

WordPressテーマで良いやつないか探しておるんやけど…ちょっとDIVERってやつが気になっておるねん。

ソルティー
ソルティー

DIVERですか。最近はほとんど聞かなくなりましたね。
ちなみに前はDIVERを使っていましたよ。

ぱそらっく
ぱそらっく

そうやったんか!
実際はどうだった?

ソルティー
ソルティー

うーん、そうですね。高機能だけど人を選ぶテーマかな…って思います。
実際に2年くらい使ってきたので、その感想をお伝えしますね。

「今まで以上にメディアとして魅せ方にこだわりたい!」そんな人にピッタリなのがWordPressの有料テーマ『DIVER』です。

DIVERは、高機能なテーマであり、記事コンテンツの装飾や、アフィリエイト機能が充実しています。

しかし、WordPressの有料テーマが充実してきた今、DIVERは今でも買って良いテーマなのか?が気になっているからこそ、この記事を見ていると思います。

そこで、DIVERを2年以上使った僕がDIVERの主なメリットとデメリットについて詳しく解説し、DIVERがどのような人にオススメなのかをお伝えしていきます。

DIVERが気になっている方や他のテーマと比較したい方は、ぜひ参考にしてください。

総評:DIVERを使うなら大量の記事を置くメディアとして完成させる

DIVERは、メディアを作ろうとしている人にオススメです。

クラシックエディタ時代に生まれたテーマのため、ブロックエディタに対応していない機能が多く、物足りなさを感じるのも事実。ブログコンテンツの中身にこだわっていきたい人には向かないかなと感じます。

一方で、トップページにコンテンツを散りばめられ、1ページ内の記事の表示総数を他のテーマより多くできるのは魅力的

また、タブ毎に表示コンテンツを切り替えられ、他のテーマでは実現できないような機能があり、トップページをコンテンツで埋め尽くし、大量の記事を表示するメディアや、ニュースサイトを構築するのには向いているかと思います。

WordPressテーマ『DIVER』とは?

WordPressテーマ『DIVER』はコンテンツ豊富なメディアサイトや、アフィリエイトを駆使した収益化ブログの作成に特化したテーマです。

DIVERが持つ他のテーマにはない特徴
  • ショートコードを入れる必要がない『入力補助機能』
  • モバイル向けの軽いページを作る『AMP』
  • 企業向けに便利な『スマホ固定メニュー』
  • カテゴリーページのコンテンツ化
  • カスタマイザーで『サイトの横幅を設定』できる
  • 『追従シェアボタン』でユーザーがシェアしやすい
  • Youtube動画をファーストビューに設定できる
  • 『商品ランキング』を作りやすい

DIVERは進化し続けるテーマということで、コンテンツを上手に魅せられる機能の豊富さがポイントかなと思います。

サポート・アップデートも無制限、マニュアルも充実しているので、分からない時は運営者に相談しながら作れるのもポイントですね。

WordPressテーマ『DIVER』のメリット

ここからはDiverのオススメできる点について紹介していきます。非常に機能が豊富で紹介しきれないので、使ってみて特に良かった内容に絞っています。

カテゴリーをページ化できる

DIVERでは、カテゴリーをコンテンツ化することが可能です。通常、WordPressではカテゴリーが一覧表示されるだけですが、DIVERではカテゴリーページを作成し、カテゴリー別の特集や情報をわかりやすく表示することができるのです。

カテゴリーはSEOに引っかかる程度の認識だったんですが、最近はたくさんの内部リンクの大元のページ…つまりトピッククラスターを起こす中心のページになりうるんですね。

DIVERではなんとカテゴリーページのコンテンツ化機能が標準でついています。

めっちゃ見栄えが良いカテゴリーページが作れるので、これは他のテーマではできないことだなって思います。

コンテンツの使いまわしが可能

DIVERでは、共通コンテンツとして使いまわし可能なコンテンツを作成することができます。

いろんなコンテンツを作成していく時、どうしても他の記事と内容と同じようなことを言いたいという時があったりするんですよね…。

そうした時に使えるのが共通コンテンツ。

ここで作成した共通コンテンツはショートコードでいつでも呼び出せるようになるので、アフィリエイターなどコンテンツの使いまわしが多い箇所はまとめてしまうとめっちゃラクです。

これにより、サイト内の複数のページで同じコンテンツを使用することができ、情報の更新や修正時に効率的に対応することができます。

再利用ブロックとは違う?

再利用ブロックとほぼ同じ機能です。これは再利用ブロックが出てくる前に実装された機能だったため、被ってしまったのかなと思います。

ただ、再利用ブロックは気づかずにうっかり変更して全部変わってしまったということが起こりやすいので、区別を付けるために使える機能かと思います。

ソルティー
ソルティー

ちなみに、いくらライターが同じ・ドメインが同じでも似たような文章をずっと使い続けると評価が落ちます。使いすぎないように注意が必要ですね。

アピールブロックで導線が作れる

DIVERには、アピールブロックと呼ばれる目立つエリアを作成する機能があります。

アピールブロックは少し特殊なCTAとして機能し、関連する商材の紹介やメルマガへの誘導などを設定しておけるスクロール追随型のコンテンツとなります。

記事ごとにも複数設定が可能で、記事を最後まで読み切った後まで表示されるのでCTAとしても優秀です。

Diver アピールブロック 使い方

アピールブロックの設定はブログ投稿スペースよりも下に表示されます。

Diver 使い方 アピールブロック

ここを設定するとブログ記事中の右サイドバーにアピールブロックで設定した告知スペースが作られます。

フッター固定メニューでスマホに最適化

今はスマートフォンで閲覧する人が増えているので、ブログの回遊性やコンバージョン率(成約率)を高めるためにもフッター固定メニューがあるのは嬉しい

DIVER フッターメニュー
スマートフォンで閲覧すると、フッターに固定メニューが表示されます

固定フッターの編集はメニューから可能です。

DIVERのフッターメニューの設定

企業用サイトにも役立つ機能なので、上手に使えば成果にも繋がりやすくなるでしょう。

ドロワーメニューや、検索メニューの中身を変更できる

DIVERだとスマホのメニュー(ドロワーメニュー)や、検索ボタンのメニューの中身を自由に変更できます。

他のテーマでは、ドロワーメニューはテーマ製作者がこれが最高!という状態のままになってしまうので、そこまで自由度が高くないんです。

JINのメニュー。
JINのドロワーメニュー。見やすいけど残念ながらこれ以上の変更はカスタマイズが必要

DIVERの場合は、そのドロワーメニューの中身や、検索メニューの中身をウィジェット内で自由に変更可能です。

DIVERのメニュー
※アイコンのメニューは自作ですが、独自でアイコンも作れるし、検索ボックスも自由に追加可能。

最初少し分かりにくいんですが、分かるとすごく便利な機能なのでぜひ使って欲しいです!

ブログの横幅を細かく修正できる

DIVERでは、コンテンツの表示幅を自由に変更できます。これは他のテーマではなかなか見られない珍しい機能です。

Diver カスタマイザー

横幅を変更できるということは、PCなのに目線の移動を少なくしたページなどを作ることが可能で、ユーザーの優しいページレイアウトにこだわれる。

この部分を無料テーマなどの他のテーマではfunction.phpを編集したりと非常に大変な作業で、かなりの上級者向けになってしまいます。

横幅は文章の読みやすさとも直結してくるので、こだわる人にはオススメの機能です。

追尾式シェアボタンでユーザーがシェアしやすい

PC限定なのですが、DIVERでは追尾式のシェアボタンのオンオフが可能です。

DIVERの追尾式シェアボタン

他のテーマでは記事上、記事下などに配置できるんですが、中々記事を読みながら追尾してくれる機能はなかった!

DIVERは追尾式シェアボタンを使うというチェックを入れるだけで使えるので超便利ですね。

DIVERのSNSシェアボタン設定

WordPressテーマ『DIVER』のデメリット

Diverはすでに古いテーマになっているので、オススメできない点も出てきています。僕自身がテーマ乗り換えのキッカケになった残念な点は以下の3つです。

ブロックエディタに対応しきれていない

DIVERは入力補助というボタン一つで簡単に装飾が作れるのが魅力…でした。

なぜ過去形になってしまったかというと、Gutenbergへの機能実装が一向に進まないからです。ClassicEditorだったら豊富だった機能がほとんど使えなくなってしまいました。

ボタンや、ボックス、吹き出しがあるので最低限の機能は備えている…と言っても、さすがに見劣りしてしまう感じがあります。他にもAMPの項目はブロックエディタでは見当たりません

元々が使いやすかっただけに最新のエディタに対応しきれていないのは残念だし、『進化し続けるテーマ』というコンセプトとも合っていないかな…という気になり、僕自身もテーマを切り替えちゃいました。

ソルティー
ソルティー

クラシックエディタだった頃は絶賛していたんですが、ブロックエディタに対応し切れなかった…って感じですね。

クラシックエディタを使い続けている人は問題ありませんが、更新され続けているとは言え、ちょっと更新頻度が遅いかな?

機能が多過ぎて初心者には扱いきれない

DIVERテーマは非常に高機能であり、多くのカスタマイズオプションがあります。逆に言うと、これらの設定のハードルがあり、専門用語も多いので初心者の場合、これらの機能を使いこなすのは難しいと感じています。

DIVERのファーストビュー設定
初心者にとっては「ピックアップスライダー?」ってなってしまう。

LP機能や、CTA機能も存在しているのですが、それらの機能は必要ないという方もいらっしゃるので設定機能過多になってしまいます。

設定やカスタマイズの方法を理解するには、慣れる時間と努力が必要になるでしょう。

ページ表示速度がちょっと遅い

DIVERのページスピード(SEO)はちょっと遅めの『70台』でした。最近のランキング要因にページスピードも入ってきたこともあり、悪くはない数値ですが、ちょっと遅いのが気にかかります。

DIVER ページスピードインサイト2
パソコンのページスピード

また、DIVER自体にはページスピードを改善するような設定がないため、ページ速度を改善するようなプラグインによる補助が必要になるでしょう。

ソルティー
ソルティー

逆にここはプラグインでフォローすることで改善する項目でもあるので、気にするほどでもないかもしれません。

DIVERと他のテーマの比較

DIVERは他の有料テーマとどんな違いがあるのか?と思う方もいらっしゃると思うので、オススメのテーマとの比較をしてみましょう。

個人的主観になりますが、大体こんな感じになると思います。

比較項目DIVEREmanon PremiumSWELL
デザイン硬い、ゴツゴツシンプル、スッキリシンプル、スッキリ
コンテンツ作成機能★★☆☆☆★★★★★★★★★★
設定のしやすさ★★★★☆★★★☆☆★★★★★
ページ速度★★★☆☆★★★★☆★★★★★
価格17,980円27,800円17,600円
SEO★★★★★★★★★★★★★★★
機能性★★★★☆★★★★★★★★☆☆
拡張性★★★☆☆★★★★★★★★☆☆
用途ブログ、メディア企業サイト、メディアサイト、ブログブログ
サポート問い合わせフォーム
マニュアル
メール対応ユーザーサポートフォーラム
コミュニティ
ソルティー
ソルティー

比較するとコンテンツ作成機能がちょっと残念ですね。機能的にはまったく悪くないので、まだ活躍できる可能性は秘めていると思います。

DIVERはこんな人にオススメ

DIVERがオススメな人はこんな感じかなって思います。

DIVERがオススメな人
  • ブログというより、メディアとして運用していきたい人
  • ユーザー導線などを意識し、サービスや、商品を売っていきたい人
  • 売りたいサービスが決まっていて、収益化したい人
  • 商品販売用のLPを作成したい方
  • ブログに特色を出したい方

投稿部分は悪い点としてあげましたが、さすがは一世を風靡した有料テーマだけあって、機能豊富ですし、まだまだ現役で使えると思います。

特に設定項目の多機能さは他にない魅力となっています。HTMLや、CSSをいじりたくないけど、いろいろカスタマイズしたいという方はぜひ試して見て欲しいですね。

ソルティー
ソルティー

最近はSWELLが人気になっていて、「あ、SWELLだ」と分かるくらいになっています。逆手にとって「被りたくない!」「自分のブログに特色を出したい!」という方はDIVERにするのもアリですね。

まとめ:WordPressテーマDIVERの評価と商品情報

オススメ度:
★★★☆☆
商品名WordPressテーマ「DIVER」
販売価格(税込)¥17,980円
発売日2017年3月
販売高木貴人
複数サイト利用購入者自身が所有する複数ブログ
決済方法クレジットカード
公式サイトDIVER公式ページ
メリット
デメリット
  • カテゴリーページをコンテンツ化
  • 共通コンテンツで使いまわしが可
  • アピールブロックでPR
  • フッター固定メニューでスマホに有利
  • ドロワーメニュー、検索メニューの中身を変更可能
  • ブログのレイアウトを細かく変更できる
  • 追尾式シェアボタンでシェアされやすい
  • LP作成可能
  • ブロックエディタに対応しきれていない
  • 機能が多機能過ぎて初心者には向かない
  • ページの表示速度が遅いのでプラグインによるフォローが必要

ぱそらっく
ぱそらっく

初心者にはちょっと難しいテーマなんやな〜。

ソルティー
ソルティー

難しいというよりも、設定項目が多いので、最初の設定に手間取る感じですね。設定してしまえば問題ないので、ITリテラシーと慣れの問題かなと思います。

トップページにいっぱいコンテンツを散りばめられるのはDIVERの大きな特徴なので、ブログにインパクト持たせたいなら試してみてください。

DIVERは高機能なWordPressテーマ。もし、単なるWebサイト・ブログで終わりたくない!という方はぜひ購入を検討してみてください。

もし、DIVERではなく、その他オススメのテーマを考えたい方はWordPress有料テーマのオススメをご覧ください。