この間はWordPressを自動インストールするって記事をあげさせていただきましたが
もっとこう…、自分で作ってる!って感じでやりたいんだよ!!
という熱い心を持っている方はぜひ、WordPressの手動インストールをやってみてください。

手動インストールはメリットというメリットはありませんが、
WordPressがどんな仕組みで成り立っているのか?はよく理解できます。

全てにおいて理解してから使いたいという方はぜひ参考にしてみてください。

自動でWordPressをインストールしたい方はコチラからどうぞ

WordPressを手動でインストールするメリットって何があるの?

ぶっちゃけ言うとメリットを感じるかどうかは本人の気持ち次第かと思ってます。
ぶっちゃけカスタマイズしない人はあまり意味ない!!(笑)

でも、どういう構造になっているかを把握するのは非常に重要だったりします。
自動インストールは手軽で簡単な分、何がどういう風な仕組みでWordPressがインストールされているのか、さっぱり分からないままになってしまうのです。

分からないままだとどうなるの?
いざトラブルが起こってしまった時にどこの問題なのかが特定しにくく、解決に時間がかかってしまったりするんですね。
他にもデータベース名が自動で決められてしまって、セキュリティ的に脆くなりがちだったりと不安要素があるんです。

ただし、自動な分、手間が省けて時間が圧倒的に短縮できます。
まぁ、気持ち的には一回くらいやってみても良いんじゃない?というのが私の見解です。

知らない世界を知るって面白いよ〜!
出来上がるサイトは一緒なので、「ちょっとやってみようかな」って方はぜひチャレンジしてください。

手動でWordPressをインストールする前に準備すること

さて、そんなワケで手動でWordPressをインストールしていこうと思います。
ちなみにエックスサーバーを基準にインストールしていきますが、この手順が分かっていればどこのレンタルサーバーを使っていても同じです。

準備①:FTPを用意する

手動インストールの場合は、自分の使っているパソコンからレンタルサーバーへファイルを転送する必要があります。
この転送するために必要なアプリケーションのことをFTPって言います。
FTPはたくさんありますが、この2つがオススメです。

準備②:WordPressを用意する

手動ってことはWordPressのシステム本体も用意しなければなりません。
そんなワケでWordPress本体もダウンロードしてきましょう!

まずはWordPressの日本語公式サイトに行って、[WordPressをダウンロード]のボタンを押します。

ダウンロードはこちらWordPress.org 日本語公式サイト
WordPressのインストール:WordPressのダウンロードを押す

バージョンが書かれたWordPressの最新版をダウンロードします。
WordPressのインストール:WordPressの最新版をダウンロード

WordPressは最初ZIPファイルなので展開しないといけません。
右クリックして展開をしましょう。
WordPressインストール:WordPressのZIPファイルを展開
これで準備は完了です!

準備③:空のデータベースを準備する

WordPressってのはシステムだけなので、記事の内容を記録する部分はデータベースって用意してなければ保存できません。
なので、サーバー側で空っぽのデータベースを新規に作成しておきましょう。

先にドメイン設定が必要です。
もし、サーバー側のドメイン設定が済んでいない方はこちらをどうぞ。
詳しくはこちらネームサーバーの設定をしてドメインと紐づけする方法

MySQL新規データベースを追加する

そんなわけでエックスサーバーのサーバーパネルからMySQL設定を選択しましょう!
WordPressインストール:MySQLの選択

ここで新しいデータベースを追加しましょう。
WordPress手動インストール:MySQL名の作成

  1. MySQL追加を選択
  2. データベース名を入力。英数字表記なら何でもOKです!
  3. 文字コードはUTF-8のままに!
  4. MySQLの追加(確認)を選択

データベースの作成を確定します。
WordPressインストール:データベース作成確定
ちなみにMySQLのデータベース名は後々使用するのでメモしておきましょう。

MySQL新規ユーザを追加する

データベースは作っただけではダメで、そのデータベースを管理する人も同時に作らなければなりません。
MySQLユーザ追加を選択し、ユーザIDとパスワードを決めてユーザを作成しましょう!
WordPressインストール:MySQL新規ユーザ追加

  1. MySQLユーザ追加を選択
  2. MySQLユーザIDを入力。英数字で入力しましょう
  3. パスワードを入力
  4. パスワードの確認に3で入力したパスワードを入力
  5. MySQLユーザの追加(確認)を選択

ユーザの確定をします。
WordPressインストール:ユーザの確定
MySQLユーザID、パスワードも後々使いますのでメモしておきましょう。

ここが忘れがちなのでめっちゃ注意!
MySQL一覧に戻ってさきほど作成したデータベースのアクセス権を持つユーザを追加します!
WordPressインストール:作成したユーザを追加

  1. MySQL一覧を選択
  2. さきほど追加したMySQLデータベースにアクセスできるユーザを選び
  3. 追加ボタンを押します

これで完了です!
WordPressインストール:データベース紐付け完了

ちなみにMySQL一覧のページの下側にはMySQLデータベースの詳細情報が載っています。
WordPressインストール:MySQLホスト名
MySQLホスト名はあとで使いますので、メモしておきましょう。

WordPressの手動インストール

さぁ、ここからはいよいよWordPressを手動インストールします!

レンタルサーバーとの接続

ここからはFTPを使います。なので、先程インストールしたFTPを起動しましょう。
私はMacなのでFileZillaを使ってます。FTPのやり方はほとんど同じです。

まずはサイトの接続先を決めるので、サイトマネージャーを開きます。
WordPressインストール:接続先の選択

自分のサイトに接続します。
もし、作ってなかったら接続先を入力してから接続してくださいね。
WordPressインストール:サイト接続の手順

  1. 新しいサイト(接続先)を選択
  2. 接続先名を選択
  3. ホスト名を入力
  4. ログオンの種類は通常を選択
  5. FTPユーザIDを入力
  6. FTPユーザパスワードを入力
  7. 接続を選択

FTPユーザIDとパスワードはどこから分かる?
レンタルサーバー契約時にIDとパスワードの発行がされています。
また、設定方法や詳細情報が掲載されているので、分からない場合はそちらで調べてみましょう。
WordPress手動インストール:FTPの設定

これがFTPの画面です。左が自分が操作するパソコン側(ローカル)ファイルで、右側がレンタルサーバー側のファイルです。
WordPressインストール:FTP設定

WordPressファイルをレンタルサーバーへ

ドメイン設定が済んでいればレンタルサーバー内にドメイン名のフォルダ(FTPではディレクトリ)が存在するので、WordPressをインストールしたいドメインを選択しましょう。
WordPressインストール:ドメイン選択

public_htmlってフォルダがあるので、そこを開きます。
WordPressインストール:PublicHTML

展開しておいたWordPressのファイルの中身を全部選択し、ドラッグアンドドロップしましょう。
ちなみにファイル転送はFTPのものでなく、エクスプローラー(MacはFinder)からサーバー側に直接ドラッグアンドドロップしてもOKです!

Ctrl + Aでフォルダ内を全部選択するショートカットキーが便利!
WordPressインストール:WordPressをレンタルサーバーにセット
そうするとファイルをレンタルサーバー側に転送が始まりますので、しばらく待ちましょう。

ファイル転送はキューファイルってところが0になるまでは転送途中です。0になるまではしばらく待ちましょう。

ファイルの転送が終わったらファイルのパーミッションを確認しておきましょう。

ファイルのパーミッション確認
パーミッションはサーバー側のファイルで右クリックすれば変更できます。
WordPressインストール:ファイルのパーミッションを変更
WordPressインストール:パーミッションの変更

パーミッションはセキュリティ上、非常に重要な設定です。
自動の場合は、勝手に設定してくれることもありますが、手動の場合はやってくれません。絶対に確認しておくようにしましょう。

  • .htaccess
    パーミッション:606
  • wp-config.php
    パーミッション:600
  • その他のファイル・フォルダ
    フォルダのパーミッション:705
    ファイルのパーミッション:604

マルチサイトを作る場合

ちなみに同じドメインで別のサイトを作ることをマルチサイトって言います。
その場合、public_htmlに新しいフォルダを作成します。
WordPressインストール:小サイトを作る場合

フォルダ名を決めてOKを押して、その中にWordPressのシステムをドラッグアンドドロップします。
WordPressインストール:サブディレクトリ

WordPressのインストール

さぁ〜、いよいよWordPressのインストールです。もうちょっとですよ〜、頑張りましょう。
インストール先のドメイン名を入力します。

マルチサイトにした場合は、/フォルダ名/で入力します。
WordPressインストール:インストールしたURLを入力

いよいよ、インストール画面です。[さあ、始めましょう!]を選択します。
WordPressインストール:開始しましょう!

メモしておいたデータベース、データベースユーザ名、パスワード、ホスト名を入力して[送信]を押します。
WordPressインストール:データベースなどを入力

  1. データベース名にはMySQLデータベース名を入力
  2. ユーザー名にはMySQLユーザIDを入力
  3. パスワードにはMySQLパスワードを入力
  4. データベースのホスト名にはMySQLホスト名を入力
  5. テーブル接頭辞はセキュリティにも有効な施策です。何か付け加えておくと良いでしょう。

[インストール実行]を選択しましょう!
WordPressインストール:インストール実行

403エラーになっちゃったんだけど!?
WordPressインストール:403エラー

こんな画面になってしまった場合、インストールができていません。

  • アクセス権が許可されているか?(パーミッションの設定)
  • 間違ったところにインストールしていないか?

を確認してみましょう。
WordPressインストール中の403エラーはさまざまな原因があるようです。どうしてもうまくいかなーーい!という方は、もう自動インストールに頼ってしまうのも手です。(要は「こんな構成なのか!」って分かるのが手動インストールの良い点)

WordPressの管理ユーザを作成

ここまで来ればインストールは済んでいますが、WordPressの管理画面に入るためにログイン・パスワードを設定しなければなりません。
情報を入力して[WordPressをインストール]を選択。
WordPressインストール:管理者ユーザの設定

  1. サイトのタイトルは後からでも変更可能です。何でも良いので入力します
  2. ユーザー名はずっと変えられません。英数字で入力します
  3. パスワードは強力になるようにしましょう。オススメは12文字以上!
  4. メールアドレスはちゃんと届くメールアドレスにしましょう。これは忘れてしまった時に使います
  5. プライバシーはGoogleの検索に載るかどうかです。最初は公開したくない!って方はチェックを外しておきましょう。

お疲れさまでした![ログイン]を押して管理画面に行ってログインしましょう!
WordPressインストール:ログイン

ちなみに成功した時の画面で
「ガッカリさせてゴメンナサイ。これだけです」って
煽られてる気がするのは俺だけか?

ゴルァ!結構頑張ったよ!(記事的に)

WordPress手動インストールは大変だけど、仕組みが理解できる

いかがでしたか?
初心者の方はWordPressをインストールするって結構大変だったかと思います。

自動インストールって結構いろいろやってくれてるんだな〜って思えます。
自分でこんな仕組みを分かって使っているとトラブルが発生した時、どこにどんなファイルがあるのか察しがつきやすくなります。
一度くらいはトライしてみてくださいね〜!ではっ!

他にもWordPressに関しての情報をまとめているので、ぜひご覧ください。